昔、日光東照宮で見た近松門左衛門の「見ざる言わざる聞かざる」三猿は、座っていたことと、手でふさぐ位置によってこれらを表現していたことを思い出しました。そこで、同じ座っているサルが目・口・耳をふさぐことにより三猿ができないか考えました。全く本来の使い方ではありませんが、回転軸にブロックの凹部分を差し込むことにより、腕を上下に回転させることができました。目・口・耳あたりをふさぐ仕草で、なんとか三猿が表現できているように思います。ただ、腕の稼働が先行し、全体が大きくなりすぎたことと、腕の特殊パーツの関係で全体が茶色になり、日本ザルではなく、チンパンジーにのように見えるのが残念です。