サイズが小さいほど、レゴで曲線をなめらかにすることは、その特性上、ほとんど不可能です。動物などはなめらかな曲線美が特徴ですが、レゴの基本は「90度の世界」ですので、どうしても限界があります。例えば、キリンやフラミンゴの首などは、なめらかな曲線が「カクカク」になることが容易に想像できました。でも、いざ思い切って挑戦してみると全体のイメージからカクカクはそれなりになめらかさを象徴しているようにも感じます。おそらく人の脳には、もともとそのものになめらかなイメージがあるため、ある程度、無意識のうちに形を修正して想像させてくれているのかもしれません。クリエイティブレゴ(Creative Lego)は、この人間の脳の素晴らしい機能によって、本来の「90度の世界」から解き放たれているようにも思えます。